エオルゼア乾杯ツアーと称して訪れた酒房バスカロンドラザーズ。
精霊が住むと言われる静かな森の中にある、冒険者からゴロツキまでもが平穏に酒を酌み交わす酒場の紹介をしていきます。
探検手帳には以下のように記されているバスカロンドラザーズ。
元哨兵バスカロンが営む酒場。懐の広いバスカロンが差配するこの店では、冒険者はおろか周辺を根城とするゴロツキの類いまでもが、平穏に酒を酌み交わす。この酒場は、一種のアジール(聖域・避難所)といえるだろう。
店主バスカロン
バスカロンドラザーズを語る上で欠かせないのは、店名の由来にもなっている店主バスカロンでしょう。

冒険者だけでなくゴロツキまでもが酒を酌み交わす場所。なるほど、バスカロンの風貌を見ると納得。
酒場の店主というよりは、ゴロツキの親分といった風貌にも見えます。
このバスカロン元々は「鉄腕」の通り名をもつ元哨兵。
哨兵はいわゆる見張りの兵士ですね。
腕利きの哨兵であったバスカロンですが、バスカロン監視哨の設立に伴い任を解かれました。
その際グリダニアからは、鬼哭隊への勧誘もあったようですが堅苦しい隊への入隊は断ったようです。
バスカロンドラザースの名前の由来
哨兵の任を解かれ、鬼哭隊への入隊を断ったバスカロンですが哨兵時代には、いわゆる無法者といわれる地元民との付き合いもありました。
地元民の中には、束縛を嫌うシェーダー族や自由な狩猟を求めるムーンキーパー族もいます。彼らは精霊の意志に忠実なグリダニアの掟に従わない事もあり、密猟者や無法者とされ処罰や排除の対象になっていたのです。
そんな状況に思うことがあったのでしょう、バスカロンはそんな彼らでも自由に安心できる場所を提供したいという想いで酒場を開店しました。
いくら元腕利きの哨兵といえども、出店にはそれなりの苦労があったようですが「鉄腕」の通り名に恥じないバスカロンの選択が由来となり、その酒場はバスカロンドラザーズ(バスカロンの選択)という名前がついたと言われています。

「バスカロンドラザーズ」お店ツアー
バスカロンさんの熱い想いからできたバスカロンドラザーズ。そんな素敵なお店を一緒に見ていきましょう。
バスカロンドラザーズ外観

良い香りのしそうな木材がふんだんに使われていますね。
ワインやエールが入っていたであろう酒樽を植木鉢に使うなど、元哨兵らしい豪快さも垣間見えますが、それがまた酒場に来る客層ともマッチして良い味がでています。
中でも僕が好きなのは入り口にある看板です。
その日のおすすめメニューなのか、はたまたお尋ねものの張り紙なのかはわかりませんが、紙を画鋲などではなく、短剣でとめているのが最高に無法者や冒険者が集まる酒場という趣きを感じました。
バスカロンドラザーズ店内

元哨兵バスカロンが営む趣満載の入り口を抜けると、これまた木材や石材がふんだんに使われた店内を柔らかい光が包んでいます。
その店内では、冒険者と思しき客が無事に生き延びた今日の冒険を振り返り、鎖かたびらを着込んだ兵士のような男と無法者とレッテルを張られそうな男が杯を酌み交わしています。
給仕をするムーンキーパー族の女性は、きっと彼女自身もグリダニアからは無法者と称されているのでしょう。
グリダニアの都市では見れない様々な人間が、バスカロンの元で酒を酌み交わす光景。
”無法者と呼ばれる人間でも安心できる場所を作りたい”というバスカロンの想いは間違いなく形になっていると言えますね。
屋外席もあります。

比較的に雷の多い南部森林ですが、開放的な空気の中で楽しめる屋外席もあります。
ここならいくら大声を出して酔っぱらって潰れても大丈夫!・・・なはずです。
きっとバスカロンさんや客同士での暗黙のルールの中で、楽しく自己責任で飲んで下さい。
荒々しくも冒険者気分を味わえる酒場
バスカロンドラザーズは強面の元哨兵バスカロンが営む、無法者と呼ばれる人間にも優しい酒場でした。
店員もお客さんも出自を問わずただお酒を楽しむ。
そんな場所で飲むお酒は、改めて冒険者として生きている事を実感することができます。